スタッフが挑戦 (4)
実家暮らし21歳の野菜350g生活<前編>

2022.06.21

【野菜を毎日!まんぷくベジ350プロジェクト】

「1日350g」と聞いて、皆さん何か浮かぶことはありますでしょうか。
これは厚生労働省が推奨している1日に食べる「野菜の量」のことなんだそうです。皆さんは日常生活で「1日350g」や「野菜の量」を意識したことはあるのでしょうか。私はありませんでした。
そこで今回はインターンで「まんぷくベジ」のプロジェクトに参加した、21歳実家暮らしの男子大学生=私による1週間350g野菜生活の体験をつづっていきたいと思います。

調理は全て母にお願いしました。野菜の量も母に調節してもらい、350gの野菜生活を過ごしました!

インターンSくん インターンS
profile/都内の私立大学生。大学では経済・経営について学習。
サークルは広告研究会。アルバイトは某アパレル。
好きなものはディズニーとSMAPです。
最近の趣味は季節を感じられるものを見に行ったり、食べたりすること!

 

1日目 重さ缶ビール1本分は多い!?


実家暮らし21歳の野菜350g生活1日目

献立と野菜
[豆ご飯]
えんどう豆10gくらい
白ごま少々

[三点盛]
・揚げ餃子
・ホワイトアスパラとサツマイモのバジルドレッシング和え
 ホワイトアスパラガス20g
 さつまいも10g
・食べるメンマ

[温野菜サラダ]
レタス75g
トマト150g
ブロッコリー15g
カリフラワー10g
人参35g

[シイタケとレンコンの冷奴]
豆腐150g
椎茸20g
平茸15g
蓮根10g

[もずくの味噌汁]
豆腐150g
もずく50gくらい

 

感想
1日目、初めて1日350g以上の野菜を意識した食事をとりました。350gと聞いて、缶ビール1本分と同じくらいなのでそんなに多くないなと思っていましたが、率直な感想は「多い」。食べても食べても野菜で、まるで野菜のジャングルに迷ったかのようでした。普段、大学の友達と食事する時は、ラーメンや焼肉などが多く、いかにも、男子大学生といった食事です。ちなみにですが、友達と食べる焼肉は“無法地帯”です。野菜などは一切頼まず、お肉・お肉・お肉のオンパレードで、如何に自分のお肉を確保できるか、その場はまさに治外法権です。

このような食生活を過ごしていれば、「まだ野菜があるのか」と感じることは当たり前のような気がしますが、私自身野菜を食べることは、嫌いではなくむしろ好きな方です。ここである疑問が浮かびました。「野菜を食べることは嫌いではないのに、いざ350gを食べようとするとたくさんある様に感じたり、普段から意識して食べたりしていないのは、なぜだろうか」

今回の機会に少し考えてみようかなと思います。

 

 

 

 

2日目 ミールキットは最強


実家暮らし21歳の野菜350g生活2日目

献立と野菜
[炊き込みご飯]
椎茸 20g
平茸    15g
蓮根    20g
人参 20g
油揚げ 7g
ごぼう 6g
白ゴマ 少々

[長芋の醤油和え]
長芋 70g

[豆腐ハンバーグ]
豆腐ハンバーグ(玉ねぎ、人参、枝豆、クワイ入り) 200g
インゲン 10g
しめじ 3g
レタス 70g

[サラダ]
レタス 13g
キャベツ 20g
水菜 15g
カボチャ 25g
カリフラワー 20g
ブロッコリー 10g

[2点盛り漬物]
・きゅうりのピクルス 13g
・赤カブ 20g

[真鯵のつみれ汁]
玉ねぎ 20g
長葱 5g
ほうれん草 20g
人参 20g
豆腐 30g
生姜 少々

 

感想
2日目の今日は、生協(co-op)のミールキット「豆腐ハンバーグ」がメインでした。このメニューは普段から食べているものでしたので、違和感はありませんでした。この日分かったことは、普段から食事しているものはそこまで嫌な気持ちはしないということです。つまり、慣れればそこまで大変なことではないのかなと感じました。
 

記録をし始めて感じた事なのですが、意外と色々な種類の野菜を口にしているなと思いました。今回で言えば、ブロッコリーやカリフラワーなど13種類の野菜を食べました。認識していないだけで、たくさんありますよね。

また、今日の汁物である「真鯵のつみれ汁」は、男子大学生としては珍しいかもしれませんが、私の大好きなお味噌汁の1つです。野菜をたくさん取ることができるし、栄養豊富な青魚の鯵も取ることがでます。実はこちらもミールキットなので、もし機会があればぜひ食べていただきたいです。

ミールキットの他にも、鯵のつみれが単体で売っていたり、手作りでもできるので、昨日の残り物の一工夫や、時間のない時にサクッと作ったりなど、状況に合わせて作ることが可能です。仕事終わりで満身創痍の時や休日にお子さんなど作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

3日目 ご飯に混ぜると簡単に

実家暮らし21歳の野菜350g生活3日目

献立と野菜
[豆ご飯](1日目の続き)

[炊き込みご飯](2日目の続き)

[真鯵のつみれ汁](2日目の続き)

[チーズインハンバーグ]
キャベツ400g
玉ねぎ50g
ブロッコリー30g

[サラダ]
キャベツ30g
カボチャ20g
さつまいも20g

[2点盛り]
・水菜と長芋のあえもの
 水菜9g
 長芋20g
 カリフラワー26g
 オクラ10g

・きんぴらレンコン
 蓮根10g
 人参 7g

 

感想
3日目はメインがチーズハンバーグで、2日連続ハンバーグでした。

やはりお肉と野菜を比べると、“食べ応え”に大きく差があるなと感じ、初日に浮かんだ疑問「野菜嫌いではないのに、普段から意識して食べたりしていないのは、なぜだろうか」の回答の1つとして、“食べ応え”が挙がると考えました。

ハンバーグの上にかかっているのは、クリームソースで、赤い実はピンクペッパー、下に敷いてあるレタスは茹でたレタスです。クリームソースにペッパー系の辛みを付けることでよりおいしくなります。またレタスも生よりも茹でることで、カサが減るので少なく感じました。

以前テレビ番組で「野菜が嫌いだけど、体づくりのためにたくさん食べないといけないから」と言って、サラダを上から押しつぶして食べている方を見ました。

実際に食べている量は変わらないが、カサや見た目が変わるだけで食べている実感が変化するのであれば、視覚情報は強く関わっているなと感じました。

ご飯は1日目の豆ごはんと2日目の炊き込みご飯のミックスでした。残り物ですが、炊き込みご飯や混ぜご飯好きな私にとっては、夢のご飯でした。他にも、栗ご飯や鯛めし、十六穀米などの多穀米、赤飯も大好きです。炊き込みご飯や混ぜご飯は季節を感じることができるので、その点も大好きです。

ですが、我が家ではこのようなご飯はあまり食卓に並ぶことはありません。その理由は、私の3歳下弟にあります。彼はとにかく白米が大好きで、「白米第一主義者」と言っても過言ではありません。そのこだわりはお米の炊き方にもあるようで、我が家でお米を炊かせると1番おいしく炊き上がる気がします。炊き方を真似してみても、なかなか勝てません。こだわりが隠し味なのかもしれません。

 

 

 

前編のおわりに

3日間での感想は、1日350gをサラダや小鉢だけで採ろうとすると非常に大変ですが、お味噌汁やご飯など副菜以外にも入れると食べやすくなると感じました。気分転換にもなりますし、季節を感じることができるのでとてもオススメです。野菜だけで食べる場合も生ではなく、火を加えることでカサが少なくなり食べやすくなります。お浸しや温野菜などの調理方法でおいしくいただけることがわかりました。


スタッフが挑戦 (4) 実家暮らし21歳の野菜350g生活<後編> はこちら▶