【レシピ】甘夏と小ねぎ、しらすの炊き込みごはん

WRITER/坂田芽唯

野菜がおいしい炊き込みごはん vol.5

「野菜が主役のご飯レパートリー、増やしたいな!」。そんな座談会中の会話から始まったのが「野菜がおいしい炊き込みごはん&混ぜごはん」の連載です。
テクニックいらず、手間いらず。旬野菜の旨味を活かして、ホットサラダのようにも、お酒のおつまみとしてもイケる、気楽で新しいご飯レシピを追求することにしました。

メニューを考案してくれたのは、まんぷくベジメンバーで管理栄養士でもある坂田芽唯さん。

今回は立夏を迎えたこれからの季節にぴったりな「甘夏と小ねぎ、しらすの炊き込みごはん」をご紹介します。

甘夏と小ねぎ、しらすの炊き込みごはん

5月にご紹介するのは、旬の甘夏を使った炊き込みご飯。甘い香りとさっぱりとした味わいが特徴の甘夏と、しらすの海の風味が爽やかな初夏らしい組み合わせの一品です。


材料(2人分)

  • 米 1合
  • 水 1合の目盛りまで
  • 甘夏 1個
  • 塩 少々
  • しらす 大さじ4
  • 小ねぎ お好みで


甘夏は、同じ頃に旬を迎える柑橘類の「夏みかん」より酸味が少ないことからそう呼ばれており、歯応えのあるみずみずしい食感とほのかな苦味、さっぱりした甘味が特徴です。最近は糖度が高い柑橘類が人気ですが、昭和の頃には、甘味のある柑橘の品種が少なく、酸味の強い甘夏が親しまれていました。皮には疲労回復に効果があるクエン酸を含んでいます。

 

春のしらすはほんのり甘く、小ぶりなのが特徴です。また、毎日不足しがちなカルシウムも豊富に含まれているので、ごはんに混ぜ込むだけで栄養バランスの良い食事がおいしく楽しめます。

 

また、今回は小ねぎを使うのもクセになるポイントです。小ねぎは通常のねぎよりも辛みが少なく他の食材の味を引き立てます。ほのかなねぎの辛味が甘夏としらすの風味を引き締め、シャキシャキとした食感が一層炊き込みご飯を楽しませてくれます。

 

さらに小ねぎは皮膚の健康を保つビタミンAが豊富で、紫外線が強くなるこの時期におすすめです。

 

作り方

①米をしっかりと洗い、一合の水を加えて30分ほど浸水させる。甘夏は果皮をすりおろし、炊飯器に加える。

果皮をすりおろした甘夏

 

②炊飯器で通常通りにご飯を炊く。

すりおろした甘夏の果皮をお米と一緒に炊飯

 

③炊き上がったご飯に、しらすと少々の塩、お好みで刻んだ小ねぎを加えてよく混ぜ合わせる。

炊きあがったごはんにしらすや小ネギも混ぜ合わせる

 

「甘夏の皮は表面だけすりおろし、苦味が強い内側の白い部分は入らないようにしましょう。柑橘の香りと苦味がお好きな方は皮をたっぷり入れるのがおすすめです」(坂田さん)

 

 

柑橘の清涼感を楽しむ初夏の炊き込みごはん

甘夏香る清涼感ある「甘夏と小ねぎ、しらすの炊き込みごはん」

 

「そのまま食べることの多い甘夏は、香りを活かせば食事としても立派な一品になります。残った果汁を使って魚介のマリネやサラダを作り、前菜として炊き込みご飯と組み合わせるのも良いでしょう。特にサーモンやタコとの相性は抜群です。さらに余った果肉はシロップにすれば「甘夏サワー」にアレンジできます。

 

お天気の良い休日に、ゆっくりサワーを飲みながらブランチとしてお楽しみいただくと晴れやかな気分になれるはず。春から初夏への移り変わりを感じ取りながら、美味しい時間を過ごしていただきたいと思います」(坂田さん)

 

気候が良いこの季節に、おうち時間のご褒美や、友人とのホームパーティーのおもてなしとして作ってみてはいかがでしょうか。

WRITER

坂田芽唯
Mei Sakata

管理栄養士。栄養・レシピ・ヴィーガンなど、食に関する記事をWEBコンテンツで執筆。その他、カフェのメニュー開発、料理動画制作などをして活動。これまでは給食提供のほか、離乳食指導や食育指導に従事。幼少期から茶道を習っており、日本文化が好き。こども食堂を開くのが夢!

#キーワード