2022.09.07

「まんぷくベジ」がオススメする本
2022年4月発刊『薬膳ナムル手帖〜野菜のおいしい作りおき〜』

野菜をおいしく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業に関わる専門家と出版社が丹精込めて作った新刊書籍を紹介するシリーズです。

素敵な一冊が、私たちを幸せな食へと導いてくれますように……。

著/文 植木もも子

発行 家の光協会

定価 1,400円+税

書店発売日 2022年4月16日

 

▪︎出版社より

体に効く、シンプル和えもの。ゆで方、焼き方など野菜の下ごしらえからていねいに解説。保存期間の目安も記載。
ナムルは韓国の野菜の和えもの。
ほうれん草やもやしだけでなく、さまざまな野菜で楽しめます。簡単に作れてたっぷりと野菜がとれる上、油で和えるので栄養素の吸収がいいのもうれしい。
本書では国際中医薬膳管理師の著者が、健康と体のために、普段食べているナムルのレシピを紹介します。
ごま油とにんにくの風味がおいしい韓国ナムルから、白いご飯がすすむ和風の味つけナムルまで、充実の105 レシピ。

 

▪︎著者プロフィール

◎植木 もも子(うえき・ももこ)

管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理師、遼寧中医薬学院日本校薬膳講師。「おいしく、賢く、楽しく、健康に」をモットーに、体と心を癒やす日々のレシピを雑誌や書籍、テレビ、広告などに提供中。また、薬膳と栄養学の両方をとり入れた季節の料理教室も主宰している。韓国料理も得意で、とくにナムルは自身の食卓に欠かせない。著書に『薬膳スープジャー弁当』(家の光協会)、監修に『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』(西東社)など多数。

 

■「まんぷくベジ」スタッフも読みました

薬膳ナムル手帖_中面1薬膳ナムル手帖_中面2

ナムルとは韓国のお総菜で、野菜がメインの和えものなのだそうです。

66種類の野菜を使ったナムルのアイデアとレシピは多彩で、定番と思える「ほうれん草のナムル」や「にんじんのナムル」なら、それぞれ3種類ずつ紹介されている気の利き方。

ちょっと目先が変わったナムルとしては「れんこんとナッツのナムル」や「紫玉ねぎとひじきのナムル」などもあって、試しに作ってみましたが、おいしいし、お弁当映えもして、とても気に入りました。和え物の世界がぐっと広がります。

季節の野菜を使い、食材の性質を考えて調理法を選び、ほかの食材と組み合わせることで薬膳となるとのこと。

難しく捉える必要はまったくなく、紙面はおいしそうなナムルのオンパレード。見た目もかわいらしく盛りつけられたネタ帳です。

知識を深めたい方は、巻末には薬膳の基礎知識が載っているので、読み落とさないようにしてくださいね。