太くてあまい!横芝光町のひかりねぎ掘り体験

「よこしばひかり SUISUI 自転車さんぽ」体験レポート

先日、千葉県・横芝光町を電動自転車で走るサイクリングツアー「よこしばひかり SUISUI 自転車さんぽ」が開催され、まんぷくベジ編集部も参加してきました。
 

サイクリングをしながら町の魅力的なスポットを巡る、今回のツアー。その中でも、私たちが楽しみにしていたのが、“ねぎ掘り”体験。横芝光町はブランドねぎ「ひかりねぎ」の産地であり、いたるところに畑が広がっています。この町に来たら、ねぎを食べずにはいられません!

手作業で土を盛りあげて、立派なねぎを育てる

横芝駅の写真


東京駅から特急しおさいに乗って約80分。降り立ったのは、千葉県最古の駅舎として知られる横芝駅。今回参加するサイクリングコースの出発地点は、横芝駅前にある駅前情報交流館「ヨリドコロ」です。ここから電動アシスト自転車に乗って、海に向けて出発!


ここ横芝光町は、成田空港からのアクセスも抜群。成田空港第2旅客ターミナルと横芝駅を結ぶバス「横芝光号成田便」も出ていて、1日10往復が運行しています。所要時間は40分程度と、成田空港からも気軽に訪れることができるのも魅力です。

 

電動自転車の前で並ぶ参加者たち


町の中を自転車で走っていると、あちらこちらにねぎ畑。葉が青々とし、空に向かってスッとのびるねぎは、横芝光町の特産品です。「ひかりねぎ」というブランド名で知られ、日本農業賞大賞に輝くなど、市場でも高く評価されています。どの畑も、ねぎがきっちりきれいに植えられていて、それを見ているだけでも気持ちがいいもの!

ねぎ畑の写真


今回伺ったねぎ農家さんは、鵜澤恵博(うざわ・ひろやす)さん・洋子さんご夫婦。この広い畑の土作りから種まき、苗の植え付け、管理、収穫など、すべてお二人で行なっています。なんと、ねぎ一筋50年!
 

ご夫婦の写真


ところで、ねぎは一年中買うことができますが、どのように育てて収穫しているのでしょうか。実は、収穫の時期によって、「春ねぎ」「夏ねぎ」「秋冬ねぎ」と種を変えているのだとか。3月に植えられた「秋冬ねぎ」が、7か月ほどかけて大きくなり、今まさに収穫の時期を迎えているのです。
 

ねぎ畑に立つ女性の写真

 

ねぎ畑の写真


ねぎ畑を見ていると、地上に出ているのは葉の部分だけ。白い部分は土の中に深く深く埋まっています。もともとは平らな状態の畑に苗を植え付けますが、生育に合わせて溝を掘っていき、茎に土をかけて少しずつ高くしていきます。
 

女性が土を盛る写真


土を何度も上へ上へと盛っていきながら、白い部分を30センチ以上にのばしていきます。「ネギロータリー」という専用の道具があるとはいえ、ほとんど手作業で行っているというから驚きです。
 

ねぎを抜いている写真


ご夫婦が大事に育てたねぎを収穫させていただきました。土に深く埋まったねぎを両手でスッと抜いてみると、なんとも言えない感覚。葉っぱを持ってみると、しっかりとした張りがあり肉厚です。青空のもと、土を踏みしめながら収穫をする、そんな喜びや楽しさが体験できました。
 

ねぎの写真

 

ねぎを持っている写真


土まみれのねぎは生き生きとし、根っこも太くて立派。そして薄皮を剥いてみると、真っ白でピカピカ!スーパーで目にするものよりも倍以上の太さで、新鮮さも抜群です。
 

ポスターを持っている写真


私たちが訪れた11月初旬には、横芝光町で「長ネギレシピコンテスト」が開催中でした。そこで、一番おいしい食べ方を知っていそうな農家さんは、普段どうやってねぎを食べているのかを聞いてみました。すると、意外や意外!超簡単なレシピを教えてくれました。
 

ねぎの料理写真


ねぎを一口大に斜め切りし、それにマヨネーズと鰹節、お醤油をかけて、電子レンジで温めるだけ。これに唐辛子をかけるだけと、シンプルなレシピです。実際に私も試してみると、驚くほど甘みがあり、とてもみずみずしいねぎでした。


 


 

海や川の恩恵は、いきいきと育つ農作物にも

直売所の写真


この辺りでは、直売所で地元の新鮮な野菜が手頃な価格で買うこともできます。今回のサイクリングツアーでは、途中で直売所「なのはな」に寄りました。
 

直売所の野菜の写真

 

直売所の野菜の写真


周辺の畑で採れた新鮮野菜が店内にずらり。お店の人に、「この野菜はどうやって食べるんですか?」などと、いろいろ聞けちゃうのも、直売所のいいところ。お野菜の値段も、直売所価格でお財布に優しい!
 

はやとうり


初めて「はやとうり」を買ってみました。鮮やかな黄緑色と、ゴツゴツでツヤツヤの表面が面白い野菜です。お店の人にスープがおすすめと聞いたので、家でさっそく、はやとうりのスープにして楽しみました。冬瓜スープのような食感で、とてもおいしくいただきました。
 

野菜の写真


これだけ買っても、ホントお安い!大満足〜!
 

横芝光町の海の写真


サイクリングコースの終盤では、海にも立ち寄りました。ここ屋形海岸は、夏は海水浴客、年間を通してサーフィンを楽しむ人が訪れるそう。ビーチの中央あたりにある「マリンピアくりやまがわ」では、初夏にはピンク色のハマヒルガオが咲き誇り、海とピンクの花の共演が楽しめる穴場的なビーチなのです。
 

横芝光町にねぎ畑が多いのは、実は海とも深い関係があるといいます。横芝光町は太平洋に面していて、平坦地と丘陵地があり、そして町の中央を川が流れている地勢。そして夏は涼しく、冬は暖かい海洋性気候という恵まれた自然環境と、さらに排水性の高い土壌がネギの育成に向いているといいます。海がそばにあることで、農作物にも大きな影響があるのですね。
 

川沿いをサイクリングする写真


海でひと通り遊んだら、今度は栗山川を北上。海とはまた違って、静かな水面に水鳥が優雅に泳いでいて、ホッとする風景が広がります。


このような自然の中にいると、普段は目に留まらないものを見つけたり、風の匂いを感じたり、自然の音を聞き取ったりと、さまざまな発見があるのかもしれませんね。

 


 

普段何気なくお店で買って、口にしている野菜も、農家さんの苦労や思いを知ると、よりありがたみが増してくるから不思議ですね。そして、採れたての野菜は、やっぱりおいしい!

今回のサイクリングツアーのように、都会に住む私たちでも、ちょっとだけ足を伸ばせば自然に触れ合うことができます。こうしてたまに海に出かけてみると、日常では得られない感覚を味わえたり、あらためて地球の美しさを知ることができるのです。

 


 

▶ 横芝光町ホームページ
▶ 横芝光町 観光情報サイト「よこしばひかりNavi」
▶ 横芝光町 移住定住サポートサイト
▶ モンベルフレンドエリア 九十九里
▶ よこぴか倶楽部

WRITER

内田あり
Ari Uchida

フリーランスの編集ライター。食・子育て・住宅・インテリア・植物・ガジェットなど多岐にわたるジャンルで、ムックや雑誌、フリーペーパー、WEBコンテンツなどで執筆。高校生と中学生の2人の娘をもつ母であり、子どもたちの野菜嫌いを克服させるべく、献立に頭を悩ませる日々。野菜不足になりがちなので、毎日の食卓には手作りのピクルスを添えるよう心がけている。