ヴィーガン料理はカラダへのご褒美!都内で注目の、テイクアウトメニュー4選

私らしい、ヴィーガンの暮らし方[vol.1]

ヴィーガンライフを送る人は、普段どんな食事を楽しんでいるのでしょうか。今回は、日々の食事をInstagramに投稿して、ヴィーガンの魅力を発信し続けている、ファッションスタイリストの古賀麻衣子さんにご登場いただきます。第一回目は、家でも手軽にヴィーガン料理が味わえる、都内でおすすめのテイクアウトメニュー4選をご紹介!

こんにちは。ファッションスタイリストの古賀麻衣子です。私は15年前から、オーガニックの野菜や食材を取り入れはじめ、5年前からはヴィーガン、グルテンフリー生活をしています。

 

ここ数年で、都内にはヴィーガンのお店が次々オープンし、ヴィーガンライフを送る私にとってはうれしいかぎり。さらにここ最近は、なかなか外食ができない日々が続いていますが、そんな暮らしの中でのお楽しみとなったのが、ヴィーガン料理のお店が販売するテイクアウトメニューです。

 

いつものヴィーガン料理が家で食べられるのもうれしいのですが、今だけ限定のメニューを販売してくれているお店もあり、いつもと違う味にも出会えることも。仕事帰りに、「今日はこの店でテイクアウトしてみよう!」と、いろいろ巡るのも楽しみの一つ。そこで、ヴィーガンのテイクアウトメニューならここ!という、おすすめのお店とメニューをご紹介します。

 

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CORI. 

 

ソイチキン南蛮プレート 1,500円(税抜)

CORI.のソイチキン南蛮プレート

 

「CORI.」さんは、ソイミートの料理が豊富なお店。ソイミートとは、大豆などの植物性たんぱく質を利用して繊維状に加工し、お肉のように見立てた食品のこと。ヴィーガン料理といえば、サラダやマリネの盛り合わせなど、ヘルシーな料理を想像する方が多いと思いますが、その固定概念を覆してくれます。「CORI.」さんに通うようになってから、私もソイミートのおいしさに目覚めました。

 

ソイミートの下味がしっかりついていて、食感はとにかくジューシー!しかも、大豆ミート特有のクセもなし。よく絡んだ甘酢ソースと、上にのったタルタルソースのこってり感もたまりません。このタルタルソースも豆乳がベースになっているのですが、マヨネーズの味そのものに感じます。私は九州出身なので昔からチキン南蛮が好きだったのですが、無性に食べたい!という欲求をこのメニューが満たしてくれます。

 

つけ合わせのお野菜も、これまた楽しみの一つ。ズッキーニやたまねぎが丁寧にグリルされていて香ばしく、さらに味付けもシンプルなので野菜の甘みを感じます。チキン南蛮にたまねぎをのせて、ごはんと一緒に食べるのが最高なんです。化学調味料は使ってないし、減農薬玄米なのもうれしいですね。

 

疲れたときや、元気を出したいとき、こってりした物が食べたいときには、自然と足が向かいます。ヴィーガンではない方が焼肉を食べたいと思うタイミングと一緒かもしれません。

 

【店舗情報】

CORI.

東京都世田谷区上馬4-2-20 1F

TEL: 03-6450-7556

 

CORI. の詳しい記事はこちら

 

 

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hatena 代官山

 

チキンタツタバーガー 1,300円(税抜)

hatena代官山のチキンタツタバーガー

 

「hatena 代官山」はオーガニックドーナツのお店で、甘めのドーナツももちろんおいしいのですが、私のお気に入りはオーガニックのドーナツサンド。ドーナツにおかずを挟むという斬新な発想で、ふわふわのドーナツにサクサクのソイチキン竜田の組み合わせが想像以上にマッチします。

 

ソイチキンの縦にさけるような肉感は、まるで本物のチキンそのもの。甘辛醤油の濃いめの味付けに、ヴィーガンマヨネーズとオーガニックのやわらかなレタスがよく合います。

 

この店の魅力は、ほぼオーガニック食材を使っているところ。ドーナツはオーガニックのココナッツオイルで揚げられていて、食べた後でも油が口中に残りません。チキン竜田のニンニクもオーガニックのため、不思議と匂いが気になりません。見た目も味もジャンクフードなのに、オーガニックの材料で作るとこんなにカラダに負担がかからないんだということを実感します。今日はハメを外しちゃおうかな…というときに、テンションを上げてくれるご褒美ジャンクフードです。

 

【店舗情報】

hatena 代官山

東京都渋谷区代官山町10-3 代官山不動産1F

TEL: 03-6416-4270

 

 

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PARATACO (パラタコ)

 

Buddha Bawl(ブッタボウル) 1300円(税込)※16時以降は1540円(税込)

PARATACOのブッダボウル

 

「PARATACO」は、オーガニック・ヴィーガンのメキシコ料理のお店。テイクアウトができるメニューは、ベジタコスやケールラップなど何種類かありますが、その中でもおすすめなのが、こちらの「ブッタボウル」。ひと口食べるごとに、「ダイレクトにカラダにいい物、食べているな〜」と感じられる、オーガニックの野菜たっぷりごはんです。

 

つけ合わせの野菜がシャキシャキと甘くて、ごはんはもっちり。ズッキーニのグリル1枚さえも、思わず「おいしい!」と声が出てしまうほど。野菜の素材本来のおいしさに癒されます。



イスラエル料理で、ひよこ豆のコロッケを指すファラフェルを崩しながら、ラペやレンズ豆、豆乳ソースをごちゃ混ぜにして食べるスタイルがたまりません。最近、ちょっとハメを外しちゃったなというときや、カラダをリセットしたいときにおすすめ。食べても罪悪感の少ない、ヘルシーなごはんです。

 

【店舗情報】

PARATACO (パラタコ)

東京都渋谷区代官山町13-6 1F

TEL: 03-6452-5156

 

 

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ファラフェルブラザーズ 渋谷PARCO店

 

ファラフェルサラダ(単品) 1,150円(税込)

ファラフェルブラザーズのファラフェルサラダ

 

ヴィーガンの間では馴染み深い「ファラフェルブラザーズ」は、その名の通りにファラフェル&ヴィーガンフードのお店です。スパイスの効いたファラフェルに、フムス(ひよこ豆に練りごまやオリーブオイルでペースト状にしたもの)やタヒニソース(練りごまにレモン汁やニンニクを加えたソース)をごちゃ混ぜにして食べるスタイルがクセになります。

 

ピタパンに挟んで食べるファラフェルサンドがスタンダードなメニューですが、ファラフェルサラダは、ケールやレタスなど生野菜にピタパンの中身をのせた、ボリューミーなサラダ。私も最初はファラフェルサンドをよくいただいていたのですが、ファラフェルサラダを食べてみたら同じぐらいの満足感で、すっかりこちらの虜に。ダイエット中の人や糖質抑えたい人にはおすすめですよ!

 

トッピングペーストは店頭のショーケースに並んでいて、それを選んでのせてもらうというアミューズメント感も楽しい店です。ちなみに私は、なすのペーストと紫きゃべつをのせるのがお気に入り。こってりなすにあっさりのきゃべつで、いろいろな味や食感が混じり合います。

 

異国風の雰囲気だったり、トッピングの量の豪快さなど、この店ならではの魅力が満載。ヴィーガンではない友達を連れて行きやすいし、日常使いでライトに行けるお店です。

 

【店舗情報】

ファラフェルブラザーズ 渋谷PARCO店

東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO店7F

TEL: 03-5422-3188

 

系列店「ファラフェルブラザーズ 恵比寿店」の詳しい記事はこちら

 

 

私がお気に入りで通っている、ヴィーガン料理店のテイクアウトメニューは、どれも野菜を上手に生かしたものばかり。「最近、野菜不足かも…」「ちょっとカラダが疲れているかな…」というときにも、ぜひ味わってほしいです。みなさんもぜひ、おうちで手軽にヴィーガン料理を食べてみてはいかがでしょうか。

 

<Profile>

古賀麻衣子さん

ファッションスタイリスト。オーガニック歴15年、ペスクタリアン歴13年であり、ヴィーガン、グルテンフリーにシフトして5年。ヴィーガンやオーガニックのお店巡りが趣味。
※ペスクタリアンとは、魚は食べる菜食主義者のこと

古賀麻衣子さんのInstagramページはこちら

 

WRITER

内田あり
Ari Uchida

フリーランスの編集ライター。食・子育て・住宅・インテリア・植物・ガジェットなど多岐にわたるジャンルで、ムックや雑誌、フリーペーパー、WEBコンテンツなどで執筆。高校生と中学生の2人の娘をもつ母であり、子どもたちの野菜嫌いを克服させるべく、献立に頭を悩ませる日々。野菜不足になりがちなので、毎日の食卓には手作りのピクルスを添えるよう心がけている。