ロマネスコ、蕾菜、ローゼル…etc.
いま注目されている、新顔野菜5選

ようこそ、新顔野菜の部屋へ vol.21

スーパーの野菜売り場や直売所などで、目新しい野菜に出合うことってありますよね。野菜好きなら、その珍しい見た目やフォルムに惹かれてつい手を伸ばしてしまいます。でも、「どんな味がするの?」「どうやって調理したらいいの?」と、買うのを躊躇してしまうかも。

 

まんぷくベジ編集部では、“新顔野菜”と呼んでいますが、海外からの新入り野菜や、日本古来からの伝統野菜と言われる種類などが、身近なスーパーでも少しずつ売られるように。そこで、まんぷくベジで検索数が多く、今注目されている新顔野菜を5つご紹介します。

1.   美しくも悪魔のような野菜!? ロマネスコ

ロマネスコの写真

一見するとブロッコリーのような野菜であり、カリフラワーみたいな野菜でもある、ロマネスコ。サザエ型のカリフラワーと位置付けられていて、同じように食べることができます。


見る人の心を奪うこの美しい形は、「フラクタル(自己相似性)」と呼ばれる幾何学構造。自然が創り出したアートであり、世界一美しい野菜ともいわれます。一方で、なんともいえない不思議なフォルムもあって、悪魔の野菜とも呼ばれているとか。

 

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2.  春の訪れを告げる、やさしくも力強い蕾菜

蕾菜の写真

タラの芽やふきのとうなど、山菜のようにも見える蕾菜。名前に“蕾”とついていますが、その正体は、からし菜というアブラナ科の野菜の「芽」です。


からし菜そのものは中国から伝わった野菜で、葉を食用としますが、この蕾菜は福岡県で品種改良され、春先に出てくる脇芽を食用として流通させたもの。
「博多蕾菜」「子持ち高菜」「祝蕾」という名前で売られていることもあります。

 

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3.  クレオパトラも愛した真っ赤なローゼル

ローゼルの写真

コロンと丸いフォルムと、ルビーレッドカラーが目を引く“実”の正体は、ローゼルというハーブ。小さな実に詰まった栄養素は、かのクレオパトラも愛したのだとか。


淡いピンクの大きな花を咲かせ、花が終わった後には真っ赤な実をつけます。ローゼルの語源は「バラ(Rose)」なのですが、その花は同じアオイ科のオクラと瓜ふたつ。実も、短いオクラのようにも見えますね。

 

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4.  日本では絶滅危惧種のシーアスパラガス

シーアスパラガス

スーパーでは見かける機会も少ないシーアスパラガス。その生態も、そして食べ方も知らない…という方も多いのではないでしょうか。シーアスパラガスを直訳すると「海のアスパラガス」。細いアスパラガスのような形をしていますが、海ではなく塩田で育ち、オカヒジキなどと同じヒユ科の植物です。


しかし、塩田の減少などもあり2000年に絶滅危惧種に指定され、日本でシーアスパラガスを獲ることはできません。そのため、現在日本で流通するものは輸入品のみなのです。

 

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5.  真っ赤な茎をもつ魅惑の西洋野菜ルバーブ

ルバーブの写真

ふきに似た、真っ赤な茎をもつルバーブ。この見た目からは、味の想像ができないという方も多いでしょう。


ルバーブは、あんずのような独特の香りと、少しクセのある強い酸味が特徴的。砂糖で煮てジャムにしたり、お菓子作りに使われたりすることが多い野菜です。


日本へは明治時代にやってきましたが、当時はその独特の風味が好まれず、日本人にはあまり受け入れられなかったとか。その後、長野県の外国人避暑地などで食べられるようになり、現在では長野県や北海道など、比較的寒い地域で栽培されています。

 

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新顔野菜を深掘りしてみると、それぞれに歴史があり、そして興味深いストーリーがあることがわかります。目新しい野菜を取り入れることは、毎日の料理作りでちょっとだけハードルが上がってしまいますが、まずは外食をした際に取り入れてみるのもおすすめです。